高校三年生というのは子供というには考え方が大人に近く、しかし大人扱いはまだできない複雑な年代です。
反抗期というのは条件反射のように親に口答えするようになり、無視されるよりはマシと考えるべきか悩みとなっています。
自然とストレスが溜まってきて、そういう時の解消は好きなゲームをすることです。
RPGを好んでいるので、息子との衝突もゲームに置き換えるとなんとなく流せるような気がして、毎日の格闘を続けながらなんとかやっております。

火山の粘性が問題として出るらしい

反抗期真っ最中の息子ですが、実のところ要領はかなり良いようで、要求がある時は甘えてくるのが可愛くもずるいところです。
自分本位の目的があると分かっていながらもついつい甘やかしてしまう、母親としていけないことかもしれません。

そんな息子がオネダリしてきたのが「粘度計」で、最初に聞いた時はどういったものかさっぱりと分からず、漢字を当てはめることもできませんでした。
今までの人生で見聞きしたことがあるかも不明、思わず聞き返してしまうと、小馬鹿にしたように説明されてムッとしました。

要するに液体と固体が混ざっている状態の粘度を測る器具のことですが、目的が分かっても必要とする意味が分かりません。
おもちゃではないようですが使用用途が不明、買い与える必要性があるのか釈然としないのが実際のところです。

そこでもう少し詳しく話してほしいというと、志望校の問題に火山の粘性が問題として出るらしく、その対策として必要としていると分かりました。

どうやってマグマの粘度を測るのか

通常運転の息子は「ウゼェ」が口癖で会話のキャッチボールはしばらく行っておらず、よくわからないオネダリとはいえ、話ができるのは嬉しいものです。
目的があって愛想を良くしているに過ぎませんが、普段が冷たくされているので母としてはありがたいと感じてしまいます。

そして科学は理解できませんが興味はあるので、粘度計と火山について尋ねてみると、マグマの粘度を測る必要があるそうです。
こちらが興味を持った、飼ってもらえる可能性があると感じたのか、息子が意気揚々と説明してくれたのですが、残念ながら半分どころか1割も理解することはできませんでした。

真面目に話してくれたので購入も考えたのですが、調べるとかなり高額で、ちょっと厳しいというのが本音です。
しかも購入したからといって実際にマグマの粘度を測ることはできなく、これは諦めてもらいたいと思いました。
ただ久しぶりに会話のきっかけになり、意外と真面目に勉強していることが分かって安心できました。